鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST FINAL BEST(DVD付)
TVサントラ
アニプレックス
発売日 2010-07-28
名作と名曲の練成は等価交換を超える 2010-08-04
この1年数ヶ月のあいだの、毎週日曜日の最大の楽しみを喪失し、いまだに途方に暮れつつ、このCDを繰り返し聴いている。かなり名作率の高い歌たちをじっくりと堪能しながら、物語の進行ごとの名場面や名セリフを思い出し、感傷に浸っている。後ろ向きで不健全だと思うが、仕方ない。原作が大傑作ならアニメもまた素晴らしかった。それが予想していたよりもずっと潔く終ってしまったのだ。潔くなくぐずぐずと、この喪失感に溺れるのは当然だと思う。
こうしたぐずぐずなリスナーには、各曲の対応アニメに付された製作者コメントが、特に感慨深く思えた。「瞬間センチメンタル」が盛り上げ次週を心待ちにさせたエンディングについては、「いよいよ最終決戦を前にして、エドたちも決して足を止めない。...各話の最後で終わりになるんじゃなくて、次回にも続いていくような、そういう勢いのある映像にしたかったんですね」。その最終決戦の痛切さを毎週美しく彩っていた「レイン」は、「なにかこのままの感じでは終われないだろう、という予感を感じ取れるような」「鎮魂歌――誰かを見送らなければいけない、というような印象も入れ込んで映像を構成」してもらった、等々、まさしく「そう」であったなあ、と首肯させる要を得た解説は、かゆいところに手が届きすぎる。
歌詞&コメントが終った後、エド&アルのディープな絆を端的にあらわした短い会話があり、ページをめくると、荒川先生のイラスト&一言。感傷に浸らないでいるのは、やはり無理である。
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